常呂川がもたらす肥沃な大地
数千年前からの文化が息づく農業地帯

ところ町とは

恵まれた自然条件を活かした食料基地
食料自給率はなんと2,863%!!

(平成29年度/カロリーベース JAところ調べ)

永い年月をかけて常呂川、沖積をなした肥沃な土壌で畑作を営み、隣接するオホーツク海からは、ミネラルを豊富に含んだホタテなどの魚介類が水揚げされる。海の幸、山の幸がバランスよく集まる常呂町の食材は町民の自慢です。
自然の恩恵を受けるということは、同時に自然の厳しさも知るということ。幾多の洪水、冷害と闘いながら耕し続けた豊かな大地。「自然との共生」という強固な理念のもと、ところ町は北海道また日本の食糧基地として存在し続けます。

ところ町ってどんなところ?

ところ町について

平成18年3月5日に、北見市・端野町・留辺蘂町との合併により、現在の北見市常呂町が誕生しました。
地名の由来は「トー・コロ」というアイヌ語で「沼がある場所」という意味が語源となっています。町の東側はオホーツク海に面しており、冬には流氷が接岸するほど厳しい寒さ。厳冬期に、海の水をすくうとクリオネが採れることも。対する夏は、冷涼な気候で朝晩には気温がグッと下がります。この昼と夜の温度差は、畑作物の生育には重要なため、常呂町は畑作に適した土地と言えます。

アクセス

車で
  • 札幌から 約4時間30分
  • 旭川から 約3時間
  • 紋別から 約1時間30分
  • 網走から 約40分
  • 北見駅から 約50分
飛行機(女満別空港)
  • 羽田空港から 約1時間50分
  • 新千歳空港から 約45分
  • 名古屋空港から 約2時間
  • 関西国際空港から 約2時間50分
ところ町の春の風景
ところ町の夏の風景
ところ町の秋の風景
ところ町の冬の風景
ところ町遠景

オホーツク文化の中心地歴史のロマンを感じて

古代の人の営みを現代に伝える「ところ遺跡の森」では、4000年前の縄文文化の竪穴式住居跡が複数見つかっています。明治の開拓使時代に、近年の町の整備が始まりましたが、歴史をひも解くとその遥か昔から人々が住み着いていたことが分かります。水面が降下した約2万年前の氷河期の頃、シベリアから南下した人々が住みつきオホーツク文化を形成したと言われています。熊を細部まで再現した彫刻が多数遺されており、熊が特別な存在であったようです。ところで発展したオホーツク文化は、その後消えて行くのですが、東京大学が常呂町を拠点とした実習施設と資料展示館を設け、考古学研究を続けています。

豊かな土壌

常呂川が上流から運んでくる土はとても肥沃で、その土が堆積してできた常呂の地は、太古からあらゆる植物も豊かに実ります。

ホタテの貝殻を石灰化

土壌改良のために使われる石灰として、ホタテの貝殻を再利用。珪酸・リン酸といったミネラル分も豊富に含むため、栽培する作物の栄養価も向上します。

循環型農業と ところ型輪作体系

3年以上の輪作体系、地元の有機物(ホタテ貝殻)の投入と緑肥の作付けにより、自然循環機能を維持。減農薬・減化学肥料を促進しています。輪作とは、小麦・てん菜・馬鈴しょ、豆類を一定の順序で毎年畑を変えて栽培することです。輪作を行うことにより、土壌の栄養バランスがとれ、病害虫による被害を軽減することができるため、農作物の安定生産には欠かせない農業技術となっています。

アドヴィックス常呂カーリングホール写真
アドヴィックス常呂カーリングホール

ところといえばカーリング!
常呂町のカーリング人口は5人に1人

多数のオリンピック選手を輩出し、いまではカーリングの聖地となったところ町。
近年、学校の修学旅行や会社の社員研修などにカーリングを取り入れることも多くなりました。カーリングは1チーム4人で構成され、チーム内の連携プレイで勝敗が決まることからチームワーク強化の一貫として取り入れられることが多いそう。ところ町にとってのカーリングは特別なものではなく当たり前のようにみんなで楽しむスポーツなのだそう。年齢や性別に関係なくみんなで楽しめるカーリングの世界を覗いてみましょう。

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